定修とはどのようなものか
製品の製造をおこなっているプラントでは、安全に製品を製造できるように定修を実施しています。定修とは定期的な点検と修理のことで、一定期間ごとに定修を実施することにより、何らかのトラブルが発生している場合、早めに発見しやすくなります。定修を規則的におこなうことにより、工場の生産性の低下を防止できる効果もあります。大規模なトラブルが発生してしまうと長期間工場が稼働できなくなってしまうこともあり得るので、小さな問題を早めに処理していくことで、問題が大きくならないようにしています。稼働している時間が長いプラントほどこまめに定修をする必要があり、特に24時間体制で製品を製造しているプラントでは、定修は非常に重要な仕事になります。
定修でおこなわれる作業
定修では毎回、同様の作業を繰り返して工場内の安全を確認しています。一番初めにおこなわれるのは点検で、担当者が自分の目で確認しながらプラント内の各部を点検していきます。機械を使用しているプラントで特に注意すべきなのは、金属にサビが発生していないかどうかチェックすることです。サビが部品の一部に発生しているのに、それを放置していると全体に広がる危険性もあるので、早めの対処が必要になります。部品が欠損していないかチェックすることも定修においては重要な作業になり、細かいところまで見落とさないようにします。液体を使用しているプラントの場合には、施設内に設置しているパイプから液体が漏れ出していないか確認する作業も重要です。点検で不具合が見つかった場合には、直ちに修理や交換などの必要な作業がおこなわれます。
定期修理を略した言い方で工場の設備等の定期的な修理・点検のことを指します。読み方は定修(ていしゅう)です。